サッカー日本代表、スイス戦、強豪相手に松井の働きに興奮ス

前半15分過ぎで０－２の状態より、松井の献身的な動きから流れを呼び込み、最終的には４－３で劇的な勝利。

最初の失点は遠藤が避けなければ防げた気がしないでもない。
2点目は不運としか言い様がない。

2失点した時点ではヤバかった。

そんな状況で献身的にボールを追う松井と違い、ついているのか、ついてないのかわからないルーズな守備で安パイっぷりを発揮していた遠藤のゾーンを基点にボールをよく廻され、対応に追われて、調子の良い稲本、啓太も消されていた。

ボールを中盤で完全に支配されてどうしようもなかった。

が、走り廻る松井に吊られ、巻も走り始める。
そこから連鎖が始まり、稲本、啓太、俊輔でボールを挟むような形ができてくる。

縦パスが入らず攻めあぐね感があったが、トゥーリォが縦パスをサイドに入れるようになってから状況が変わる。

松井が両サイドから1対1で仕掛けられるようになってくる。

松井が右サイドで切り替えしシュートを撃ったシーンは最高にシビれた。
まあ入ってればよかったのだが、仕方がない。
巻はしっかりと中に詰めていたのでなお良し。

で、松井はヤバいぞとスイスのDF陣の頭に叩き込み得点香りを見せつつ前半終了。

後半、見違える日本の展開。

両サイドに顔を出す松井に対し、複数のDFでスイスが対応できなくなる。
。
松井のキープ力はかなり上がっている模様。
屈強なスイスDFに負けることが少ない。

して、松井がペナルティエリアでドリブル勝負をし、PK獲得。
中村が確実に決め、１－２。

そこからは完全に日本ペース。
松井が持つ間は確実に遠藤、俊輔がフリーになることも多く、ホント、ボールがよく廻る
惜しいチャンスが幾度かあったが、CKから巻が同点弾。
巻！この強さが素晴らしい。
今日はポストも安定してたし、持ち味も十二分に発揮。

巻いらねとかいう奴はサッカーやったことない奴に違いない。

トゥーリォが攻撃参加しだし、日本の攻撃にさらに厚みが。
このブラジル出身らしらが良いんだよね。
しかもかなり効果的。

とかしてると、左からのセンタリングをフリーでヘッドを叩き込もうとした巻が引き倒されてPK。
再び俊輔が決め、勝ち越し。

この後、松井が山岸に巻が矢野に代わり、ガッカリ感が多少出る。
しかも矢野がマークを外し（FWだからってセットプレイ時にDFしない奴はクソ！）同点弾を喰らう。

で、やっと遠藤が下がるｗｗｗｗ
が、代わりに投入が寿人では論外だろ･･･。

ロスタイム、俊輔→憲剛。
この交代でボールが廻り、山岸→憲剛シュート→矢野が詰め、劇的な勝利！

とまあ、よく勝てたなという試合。

試合の入り方、守備の入り方さえ、しっかり約束事ができれば何とかなりそうな気配が出てきた。
そして何より、松井の使い方が明確になったのが収穫。
松井の強さ、運動量とか守備、キープ力はかなりのもんだと感じた。

巻も高原に次ぐFWとしての地位を確立したと思われる。
稲本も完全復調と言って良いのではないかと思う。
ダイレクトのミドルとかね、かなりいい感じ。

逆に遠藤の足りなさっぷりが目に付く試合でもあった。
要所、要所のショートパスは良いんだが、いかんせん当りが弱い、突破とキープがない。
つーか、ぜってー守備に全力で当ってねーよ。
守備しない奴は皆の負担になるし、そこは守備の穴になる。
俊輔でさえ、できることができていない感じ。

まあ何にせよ、かなり面白い試合であった。

アジア相手は全然違う戦いになると思うが、ラインの浅い強豪国とのガチの試合としてかなり良い経験になったんではないか。

朝から良いものを観たぜ。