川の名前
爽やかなひと夏の冒険譚。
子供のときに、こうロジカルに考えて実際に行動できてたらどんなに楽しかっただろうと思わせてくれる。
学習、知識の大切さというか、楽しさを知るのは実際、オトナになったときなんだよね。
まあ、それを子供に伝えられないオトナたちの至らなさなんだけどさ。
物語は夏休みの始まりから始まる。
ひょんなことからの発見から最後の大団円まで、表題にある川が常にそのバックボーンとなっている。
登場人物たちは生き生きと描写され、物語のテンポも良い。
きっと読まれた方の大半は良い印象を持って、爽やかな気分で読了できるはずである。
映画とかなんでもそうだけど、ケチをつける人は物語を物語と楽しめない感覚の人なんだろうと思う。
設定とか描写とか展開とかって、限られた表現でテンポを落とさないとためには必要なことでしょう?
設定とか理由付けとか延々語られてもね。
この本にはそういう部分はかなり少ないと思うんだけどね。
表紙はスタンド・バイ・ミー的だけど、全然、そんな印象の話ではないということを明記しておく。
それはさておき、小学校の夏休みって何してた?
思い出してみると、然程、印象深いというかドキドキした感じはなかったように思える。
というのは単に思い出が風化しているだけなのかもしれない。
きっと、その当時はドキドキしていたはずだ。
って、思い直してみると結構、色んなエピソードが思い出されてきた。
ということでかなり読み終わった感は好印象。
オレも小学生時にこの探究心的な部分を巧く導いてくれる人が近くにいたらなぁと羨ましい感ありあり。
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