SONY さよならAIBO 娯楽用ロボット事業から撤退 から考える

　ソニーは２６日、業績立て直しに向けた構造改革の一環として、娯楽用ロボット事業から撤退すると発表した。既に新規開発を中止している犬型ロボット「ＡＩＢＯ（アイボ）」は３月末で生産を終了し、人型ロボット「ＱＲＩＯ（キュリオ）」の開発もやめる。 　アイボは９９年に発売し、これまでに約１５万体を出荷。キュリオは０３年からソニーのイベントなどで活躍してきた。アイボのアフターサービスは継続し、ロボット事業で培った人工知能（ＡＩ）技術はデジタル家電への応用を目指す。 　その他の事業では、カーナビゲーションシステムなど国内向け車載機器の生産・販売を３月末でいったん中止し、事業の再構築を検討。プラズマテレビの自社開発・生産から撤退し、高級ブランド「クオリア」の生産・販売も終了する。０７年度末までに従業員１万人と製造拠点１１カ所を削減する計画では、国内外７カ所の拠点統廃合と３月末での４５００人削減にめどを付けた。

と、とても残念なニュース。

業績悪化の煽りが諸に採算の取れない部署に行ったということだね。
つことで二足歩行ロボットに真剣に取り組む会社はHONDAだけとなったということか。

元々SONYは遊び的なロボットしか作っていないが。
研究者は他の会社に移籍したりするのかな？

それはさておき二足歩行のロボットについて。
ロボットというより、ロボットの中身のソフトウェアの話について。

二足歩行の肝はとにかく姿勢制御であるわけだが、現段階ではHONDAのロボットが多少、走れる程度。
機械的には姿勢制御できる運動性は出せるのだと思う。
しかし、それを制御するソフトウェアがイマイチ発展していない。

大した知りもせずに書いているのだけど、ロボットの制御ソフトは人間の身体の仕組みを正確に模倣しているのだろうか？

人の身体って無意識に姿勢制御したり、反射したりするわけだよね？
それって、例えば膝とか腰とかの制御を各部が勝手に独立してやっているわけで、脳そのものというのは姿勢制御とは別で単にこうやってくれという命令を送信するだけの部分であると思うのだ。
それを受けるか受けないかは各部の状態によりけりで、転びそうなときとかは脳からの命令よりも、各部そのものの姿勢制御が優先されるわけだ。

そういう動作をするOSを人間の頭が考えてやるのは、かなり難しいし、完全なものはできないような気がしている。

つことで何が言いたいかと言うと早くそういうことやりたいなら、人間の動作そのものを動作パターンを何万パターンも各関節毎に忠実にサンプリングしてやって、それを再現する仕様にすれば良いと思う。

で、パターンをDB化したならば、それに優先順位を付けるのにひたすら学習させれば良いと思う。

簡単に言っちゃえば簡単なんだけど、そうやってんのかな？とニュースで観るロボットの動きを見てると思う。

ぶっちゃけ、言葉でも同様だと思うんだよね。
無限的パターンを覚えさせて、それに優先順位を付ける学習をさせる。
最後に乱数的なものを入れれば、意志を持ったようなものができると思われる。

人間だって本能と呼ばれる衝動を除けば、そういうパターン認識の集合だと思うんだけど。
と罰当たりな考えが多少あったりする。